Moving Colors アオムラサキ絵画 色彩流動絵画 フルイドアートのやり方/ポアリング/ポーリング MixedMedia Fluid Art/Fluid Painting/Pouring Art

参考画像 4

Moving Colors

アオムラサキ絵画

色彩流動絵画

フルイドアートのやり方/ポアリング/ポーリング

MixedMedia

Fluid Art/Fluid Painting/Pouring Art/Cell Art
 

〜アオムラサキによる即興絵画技法の基礎知識〜

 
Moving Colorsを応用、発展させたパフォーマンスアート活動も多数開催して来ました。
https://youtu.be/bYHtYTVCQVc

<Moving Colorsの基本技法>

水性ペンキやアクリル塗料などを使って、木製パネルや布キャンバスなどの上で絵の具を流動させて、美しい模様をつくる絵画技法。
羽根模様の技法などいくつかの特徴的な技法がある。
 

<流動絵画についての基礎知識>

自分が1999年に始めた技法であるMoving Colorsと、この5年程、海外で大きく流行しているFluid Artを比較しながら絵の具を流して模様をつくる流動絵画について書いて行きます。
比較しながら書く理由は、技法のいくつかが殆ど同じであり、しかも自分の方がずっと早く10年以上前から始めていたと思われるからです。
 

<MixedMedia>

混合技法。自分の絵画技法のように様々な画材や技法を混合させて抽象的な絵画を制作する場合にこう呼ぶ事が多いようです。
 

<Moving Colors>

1999年に自分で思いついた技法。
有名なアーティストのジャクソン・ポロックなどの絵の具を投げつけるようなアクション・ペインティングの技法を知り、何か別の面白い技法が出来ないかと試行錯誤していた時に絵の具を流して美しい模様をつくる技法を思いついた。
1999-2000年に基本技法を確立し、その当時からライヴペインティングやワークショップ、ダンサーとの共演によるボディペイントなども行なっていた。
ネット上でも早くから多数の作品を公開。
絵の具を流すだけでなく、羽根模様の絵画技法(Colorful Feather)など、そこから様々な技法を発展させる。
海外でのFluid Artの流行より10年以上先行していた。

<色彩の羽根 Colorful Feather>

Moving Colorsの技法で人気が高い、美しい羽根模様の技法です。
以前はColorful Wingとしていましたが、WingよりFeather の方がイメージに近いので今後はColorful Featherとします。
ベニヤパネルの上で水性ペンキなどを流動させた後、そのまま乾燥させるのではなく、版画のように紙をペタッと張って、写しとる事で、非常に美しい羽根模様が現れます。
紙を剥がす時に、斜めの両端を持って剥がす技法は特に美しい羽根模様をつくる事が出来ます。
この際に使用する紙は普通の画用紙やケント紙などで全く構いませんが、作品をつくり慣れて来たら、油絵用の画布を使うのもいいでしょう。
他にもいくつかの技法がありますが基礎編なので省略します。
 

<Fluid Art/Fluid Painting/Pouring Art>

2015年頃から海外で大きく流行している技法。YouTubeなどで技法が共有され、一気に広まった。
いくつかの画材メーカーが後押し、もしくは半ば主導するような形で短期間で大きく広まった可能性もある。
「Fluid Art」でGoogleの画像検索をするとたくさんの作品が表示される。
YouTubeでも同様に「Fluid Art」で検索するとたくさんの海外作家のハウツー動画を見る事が出来る。
Fluid Artはシリコンオイルなどを絵の具に混ぜて特徴的なセル(細胞のような)模様を作り出す作品が多く見られるが、「Fluid」は「流動する」という意味であり、Moving Colorsと同様に絵の具を流す技法の、セル模様のない(少ない)作品がベースにあり、そこからセル模様の多い作品が急激に増えて行った。
Dip(浸す)技法など、Moving Colorsの基本技法と類似点が多い。
片仮名ではフルイドアートと書く人が多い。
Fluid ArtとFluid Paintingは呼び名が違うだけで同じ技法です。
Pouring Art(ポーリングアート、ポアリングと表記する人も)は絵の具を注ぐ技法という意味で、違う技法として言葉を使い分けている人もいるようですが、海外作家の作品や技法を見ている感じではあまり大きな違いは感じられないです。
 
追記:Dip技法は自分が1999年からやっている「色彩の羽根 Colorful Feather」の技法に非常によく似ています。
それとセル模様はシリコンオイル無しでも自然に出来る事があり、自分のごく初期の作品でもセル模様が出ているものが複数あります。
その為、海外での流行より自分の方が10年以上先行していたと言えます。
 

<マーブリング>

液体に塗料を浮かべて布や紙などで写しとる古くからの技法。
Moving ColorsやFluid Artなどは液体に浮かべるのではなく、板やキャンバスなどに直接絵の具を流すという点で異なる。
 

<画材について>
<Moving Colors>

水性ペンキを使う事が多い。
そのまま使うか、少し水で薄める。
ハチミツ程度の硬さが使いやすい。
水性ペンキには主にツヤあり(光沢)、半ツヤ(半光沢)、ツヤなしがあるが、どれも使える。
自分の場合は基本的にはツヤあり、半ツヤを使う事が多い。
水性ペンキは主にホームセンターで購入する。
ペンキのメーカーはサンデーペイント、アトムペイント、アサヒペン、ニッペなどあるが、どれでも使える。
水性ペンキにはアクリル樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂のものなどがあるが、どれでも構わない。
水性ペンキの利点は塗膜が強くヒビ割れを殆どしない点にある。
油性ペンキは使えないわけではないが、悪臭が強いので使用しない。
水性ペンキとアクリル塗料を併用する事でより多彩な色彩や質感を得る事も出来る。
アクリル塗料を使用する場合、水性ペンキの「透明」色を使ってヒビ割れを防ぐ裏技もある。
例えばターナー色彩のネオカラー(600ml)シリーズは厚塗りするとヒビ割れが発生しやすいが、水性ペンキの「透明」色 と1:1程度の割合で混合して使うとヒビ割れを防ぐ事が出来る。
最近発売されたPebeo社のMAT pubシリーズはヒビ割れしないアクリル塗料との事。(自分で使ってみたところ実際にヒビ割れしなかった。)
サクラクレパス社のアクリル塗料のニューサクラカラーもネオカラーよりヒビ割れが発生しにくい。
自分の作品では絵の具を使う量が多い為、内容量が少ないチューブ入りのアクリル絵の具はあまり使わず、ボトル入りのアクリル塗料を使う事が多い。
 

<Fluid Art/Fluid Painting/Pouring Art>

水性アクリル絵の具を使う事が多い。
ゴールデン社のGAC 800やリキテックス社のポーリング・メディウムなど、専用の溶剤で絵の具を溶いて使用する事が多い。
Fluid Artで特徴的なセル模様は多くの場合シリコンオイルを少し混ぜる事でつくられています。(他にもいろいろな方法があります。)
一般的に画材は世界堂などの画材屋で購入する。
最近ではPebeo社などから簡易なスターターキットも発売されて、画材メーカー各社が力を入れている様子。
水性ペンキを使用するFluid Art作家は殆ど見当たらないが、水性ペンキでもシリコンオイルを混ぜるなどして、セル模様の多いFluid Art作品をつくる事が出来ます。
 

<画材の購入について>

ネット上で画材を購入する場合の主な店
 
世界堂オンラインショップ
https://webshop.sekaido.co.jp
 
ユザワヤ
https://www.yuzawaya.co.jp/online/
 
東急ハンズ
https://hands.net/shoppingcart/
 
Amazon アマゾン
https://www.amazon.co.jp/
 
日本ペイント ニッペホームオンライン
https://www.nippehome-online.jp/
水性ペンキ 水性ワイド 一覧
https://www.nippehome-online.jp/fs/nippe/GoodsSearchList.html?_e_k=A&keyword=水性フレッシュワイド
 
他に楽天、Yahoo!ショッピングなど
 

<直接行って購入する場合のお店>
<東京編>

新宿の世界堂ビルなど。
たくさんあるので、自分で調べて下さい。
 

<名古屋編>

アオムラサキ(アオムラサキ工房)は今後は名古屋を活動の中心にします。(2020年10月より)
 
世界堂 名古屋PARCO店
https://www.sekaido.co.jp/store/88/
名古屋市中区栄3丁目29−1 名古屋パルコ東館 5F
 
東急ハンズ 名古屋店
https://nagoya.tokyu-hands.co.jp/sp/
名古屋市中村区名駅1丁目1−4 内 5F~11F ジェイアール名古屋 タカシマヤ
 
カインズ 名古屋堀田店
名古屋市瑞穂区新開町 24番55号
https://map.cainz.com/map/764
オンラインショップ
https://www.cainz.com/shop/
 
スーパービバホーム 名古屋南店
名古屋市南区豊田5丁目21−1
https://www.vivahome.co.jp/nagoyaminami_svh/
オンラインショップ
https://vivaonline.vivahome.co.jp/
 
DCMカーマ 21熱田店
名古屋市熱田区花表町2103番1
https://www.kahma.co.jp/shop/detail?shop=281
 
ダイソーなどの100円ショップ
プラスチックのスプーンやレンゲなどを購入する。
 
世界堂と東急ハンズは画材全般、カインズとビバホーム、カーマなどのホームセンターは水性ペンキやビニール手袋などを購入するのに使えます。
 

<実際に画材を購入しよう!>
<名古屋編>

ここではネットショップでの購入ではなく、画材店やホームセンターでの購入を見て行きます。
名古屋の世界堂や東急ハンズ、カインズやビバホームに行った事がありますか?
実際にMoving Colorsの技法で絵を描くとして、画材はどこで購入すればいいのか、それを説明して行きます。
 
まずはMoving Colorsで使用している水性ペンキ、これは画材店よりもホームセンターの方が品揃えがいい場合が多いです。
名古屋の場合、瑞穂区のカインズや南区のビバホームが店舗が大きくて品揃えが良さそうです。
カインズはオンラインショップを見るとニッペの水性ペンキを取り扱っているので、おそらくカインズ名古屋堀田店にもニッペの水性ペンキが置いてあるんじゃないかと思います。
ビバホームはおそらく水性ワイドVの水性ペンキが棚に並んでいると思います。
 
大きいサイズの作品をつくる場合は自分は1.6リットルの缶を購入しますが、ここでは0.7リットルの缶を買ってみましょう。
色は好きな色で構いませんが、似た色を使うより、対称的な色を選ぶ方が印象的な模様になりやすいです。
色数は4〜5色で充分ですが、たくさん買っても良いです。
ここでは一例として、青、赤、肌色、白の4色を挙げておきます。
あるいは赤、黄色、黒、薄い水色なんかも良さそうです。
水性ペンキの他に薄手のビニール手袋を購入すると良いです。
作品をつくる場合、ビニール手袋を使用するとあまり手を汚さずに済みます。
売場にビニール手袋はいろんな種類のものがあると思いますが、50〜100枚入りの安価でペラペラに薄いものが特にオススメです。
これだと一度購入すれば、当分はなくならないで使えます。
ビニール手袋の他に大きなゴミ袋を買いましょう。
部屋の机や床を汚さないように、描く時に下に敷いて下さい。
 
次は画材屋に行きます。
世界堂の名古屋PARCO店です。
ここではベニヤパネルと画用紙を購入します。
水張り用のベニヤパネルはありますか?と店員に聞いて下さい。多分ある筈です。
ベニヤパネルは大きく分けて2種類あります。
1つはデザインサイズと言ってA判、B判のもので、もう1つはF8とかF10とかの絵画でお馴染みのサイズです。
ここでの大きな違いは価格です。
A判、B判の方がだいぶ安いです。
初心者の場合やサイズにこだわりがない場合はA判、B判がいいと思います。
油絵などでよく使う布キャンバスではなく、ベニヤパネルを使用する理由は、その方が頑丈で描きやすい事と、さらに安価で済むからです。
ここでは例としてベニヤパネルのB5サイズを購入しますが、他のサイズを購入しても勿論構いません。
ベニヤパネルは3〜4枚、あるいは練習用にもっと購入しても良いです。
そしてA4サイズの画用紙ですが、表紙にSketchと大きく書かれているスケッチブックがオススメです。
世界堂に多分あると思います。
画用紙ではなく、油絵用の画布を使う事も出来ますが、それは初心者向けというより、画用紙で繰り返し作品をつくってからがいいと思います。
ベニヤパネルがB5サイズなのに、画用紙はそれより少し大きいA4サイズにする理由は、その方がパネル全面を綺麗に写し取れるからです。
 
用紙サイズ早見表
https://joshinweb.jp/supply/paper_size.html
 
最後はダイソーなどの100円ショップです。
ここでプラスチックのレンゲやスプーンを購入します。
先のホームセンターで同様のものがあれば、そちらで購入しておいても構いません。
(Amazonなどネット販売でまとめ買いする事も出来ます。)
Moving Colorsの場合、プラスチックのレンゲは非常に使いやすいので、多めに購入しておくと良いです。
他にもプラスチックの網棚を購入して、ベニヤパネルをゴミ袋の上に直接置いて作品をつくるより、プラスチックの網棚を置いて、その上で作業して乾燥させるとパネルがゴミ袋にくっ付かずに済みます。
 
これで画材の準備が出来ました。
 

<ペンキの缶の開け方>

専用の缶オープナーで開けてもいいですが、マイナスドライバーで開けられる事もよく知られています。
 
塗料缶の開け方(マイナスドライバー編)
https://youtu.be/tjwID4yp8a0

 

<実際に描いてみよう!>

ここでは基礎編として、Moving Colorsの基本技法である絵の具を流す技法と羽根模様の技法をやってみましょう。
 
参考映像
Moving Colorsで特徴的な羽根模様の作品を制作している動画です。
https://youtu.be/v19RL052X70

 
画材
水性ペンキ 4〜5色
ベニヤパネル B5サイズ 3〜4枚
画用紙 A4サイズ
プラスチックのレンゲやスプーン
ビニール手袋
ゴミ袋
 

<Moving Colorsの描き方>

水性ペンキは水を足さずにそのままでも使えますが、少し水を足してハチミツ程度の固さにすると流しやすいです。
ただし水分を増やし過ぎるとMoving Colorsの特徴的な強い色彩が得られなくなります。まずは両手にビニール手袋をして、4〜5色の水性ペンキをプラスチックのレンゲやスプーンですくって、糸を引くような感じでベニヤパネルの上に繰り返し流して行って下さい。
この時に絵の具をドボドボ垂らすような感じにしてしまうとなかなか綺麗な模様はつくれないです。
4〜5色のペンキを交互に流して行って、色と色の隙間に流し込んでいくイメージです。
乱雑にやるのではなく、丁寧にそれでいて手早くやるのが一つのポイントです。
頭で考えるより手を動かしてみて下さい。
ペンキの色数は4〜5色より多くしても構いませんが、色数が多ければ面白い絵になるというものでもないので、最初のうちは4〜5色の組み合わせをいろいろ試して、どんな色の組み合わせが自分にとってしっくり来るか探して行って下さい。
ちなみにアオムラサキが好む色はラピスラズリのような濃い青(ウルトラマリンブルー)、赤、オペラレッド(ペンキには見当たらないですがアクリル塗料にあります。)、黄色、白、黒という感じです。
 
レンゲやスプーンで繰り返しペンキを流して行ってベニヤパネルの7〜8割程度(もしくはそれ以上)がペンキで埋まったら、ベニヤパネルを持ち上げてペンキを流して模様をつくって下さい。
いろんな角度からペンキを流して、パネル全面を埋めるようにしましょう。
模様が気に入らなかったら、上にさらにペンキを流して、最初からもう一度やってみるのもありです。
ポイントとしてはペンキをケチるとなかなかパネル全面が埋まらず、上手く行かないです。
繰り返しパネルの上に水性ペンキを流す事で厚みのある作品をつくる事も出来ます。
そしてある程度納得いく模様が出来たら、その作品はそのまま数日間、乾燥させて下さい。
乾いたら作品は完成ですが、乾燥後にツヤ出しスプレーなどをするのもありです。
 

<参考画像 1>

アイボリー、薄紫、黒の3色だけでもこういった印象的な絵を描けます。
参考画像 1
 

<色彩の羽根 Colorful Feather>

お待ちかねの羽根模様の技法です。
手順はMoving Colorsの乾燥手前のところまでは同じです。
同じようにペンキを流して、B5サイズのベニヤパネルを平らに置いて下さい。
そしてビニール手袋を外してください。
次にA4サイズの画用紙を用意してください。
A4サイズはB5サイズより少し大きいので、ベニヤパネル全面を覆うように塗料の乗った画面に画用紙を置いて下さい。
画用紙を置いたら、版画のように紙をきちんとベニヤパネルに押しつけてください。
この時にきちんと押し付けないと画用紙に隙間が残ったりしてしまいます。
そして剥がす際はいろんな剥がし方があります。
画用紙の上端を持って上から下にまっすぐ剥がす、あるいは斜めに剥がすなど。
ここでは1番人気の画用紙の右上と左下(左上と右下でも構いません。)を持って剥がすやり方をやってみましょう。
上手く出来ましたか?
上手く出来なかった場合やあるいは紙には綺麗に写しとれたが、パネル側にはあまり綺麗な模様が出来なかったりした場合、パネルの方は再度また水性ペンキを流して次の作品をつくれます。
ベニヤパネル1枚を繰り返し使って、10枚〜20枚と紙に写しとる事も出来ます。
是非繰り返しやってみましょう!
 

<参考画像 2>

参考画像 2
 

<ちょっと一工夫>
<参考画像 3>

参考画像 3
 
こういった感じに作品の全面ではなく、部分的にだけ羽根模様をつくる事も出来ます。
これはどうやっているのかというと、まずベニヤパネル全面を何か1色(参考画像の場合は肌色)で満たして、それとは違う色をパネル全面ではなく、画面中央付近だけに流して、後は同じように画用紙に写しとるだけです。
ポイントとしてはやや控えめに絵の具を中央付近に流す事です。
 
以上で基礎編はおしまいです。
 

 

<ここから応用編>

ここからは水性ペンキではなく、ターナー色彩のアクリル塗料、ネオカラーを使用した応用編について書いて行きますが、それほど難しい内容ではないので、水性ペンキで最初にやり、その後こちらも是非やってみて下さい。
 

<水性ペンキとアクリル絵の具の比較>
<価格>

一般的に水性ペンキの方がだいぶ安価です。

<色数>

一般的にアクリル絵の具(塗料)の方が多いです。
特にアオムラサキが好むオペラレッドなどは水性ペンキでは見た事が無いです。

<ヒビ割れ>

メーカーやブランドにもよりますが、水性ペンキはヒビ割れは殆ど無いですが、アクリル絵の具はヒビ割れしやすいです。
その為、アクリル絵の具でFluid Artを描く場合はリキテックスのポーリング・メディウムやゴールデンのGAC 800といった専用の溶剤がよく使われます。
しかしこれも高価なので、水性ペンキの「透明」色を混ぜる方法もあります。
 
その為、この後の簡単な応用編として、アクリル塗料に水性ペンキの「透明」色を混ぜる制作例を紹介します。
 

<ターナー色彩のアクリル塗料、ネオカラーを使用した応用編>

何故ターナー色彩のネオカラーを使用するかというと、非常に発色が良く色数もそれなりに多いからです。
この2〜3年で画材メーカーは一気にFluid Art関連の画材の商品展開を増やして来ているので、いろいろな画材を試して使ってみるのは楽しいし、作品に変化や深みが出たりする場合もあります。
是非いろいろな画材を使ってみましょう。
 

<参考画像 4>

ネオカラーの発色の良さがわかると思います。
参考画像 4
 

<参考画像 5>

参考画像 5
 
それではターナー色彩のネオカラーを使用した応用編について描いて行きます。
 
ターナー色彩のネオカラーは世界堂で購入出来ると思います。
 
ターナー色彩 ネオカラー
https://turner.co.jp/paint/neo/index.html
カラーチャート
https://turner.co.jp/paint/neo/color.html
 
自分がよく使うのは600mlのものですが、最初は250mlのものでやってみましょう。
 
用意するもの
ネオカラー 250ml 4〜5色
水性ペンキ 「透明」色 ニッペ水性ワイド700mlなど
紙コップ 予備含めて10個程
ベニヤパネル B5サイズ 2枚以上
画用紙 A4サイズ
プラスチックのレンゲやスプーン
ビニール手袋
ゴミ袋
 
ここで重要なのは水性ペンキの「透明」色です。
ターナーのネオカラーに透明な水性ペンキを混ぜて使う事で、ヒビ割れを起きにくくする事が出来ます。
画材メーカーの人に水性ペンキとアクリル塗料の違いを以前尋ねた事がありますが、大雑把に言うとどちらも絵の具の顔料にアクリル樹脂などを混ぜているものの、ペンキの方が樹脂成分が多く、それでヒビ割れが起きにくいという事です。
Fluid Artのアーティストがよく使用しているGolden社(日本ではターナー色彩が代理店になっている)のGAC 800という溶剤(メディウム)も、アクリル絵の具にGAC 800というアクリル樹脂の溶剤を足す(要するに樹脂成分を増やす)事でFluid Artを描いていますが、これと同じ事で水性ペンキはアクリル絵の具より樹脂成分が多いのでヒビ割れが起きにくいと言えます。
(リキテックス社のポーリング・メディウムなども同様です。)
それならGAC 800を使えば良いのでは?と思うかもしれませんが、問題は価格です。
GAC 800は300mlで1950円ですが、水性ペンキは例えばニッペ水性ワイド「透明」700mlは1780円とかです…
この価格差は、大きい作品をつくる時やたくさんの作品をつくる時などに大きく影響するのはわかるかと思います。
ただし問題は水性ペンキの「透明」色がやや手に入りにくい事です。
ホームセンターで手に入らない場合にはネット販売で探してみて下さい。
 
カインズ
ニッペ 水性ワイド 透明クリヤー 0.7L
https://www.cainz.com/shop/g/g4976124033131/
 
ビバホーム
水性ワイドV 透明クリヤー 0.7L
https://tcss.vivahome.com/product/commodity/0000/02150102-000054/
 
大きい作品をつくる時には0.7Lではなく、1.6Lの方を購入しますが、ここでは0.7Lでいいでしょう。
 

<ターナー色彩のアクリル塗料、ネオカラーを使って作品をつくってみよう!>

基本的には水性ペンキでやった事をネオカラーでやるだけです。
絵を描き始める前に紙コップ4つに4色(ネオカラーを5色用意した場合はコップ5つ)のネオカラーを1/3程度入れて、それとおおむね同量の水性ペンキ「透明」色を入れてよくかき混ぜて下さい。
この際の分量は自分の経験上では目分量でおおむね1:1であれば大丈夫です。
(アクリル塗料と水性ペンキの「透明」色の割合は、これなら必ずヒビ割れしないと保証するものではありません。各自で工夫して下さい。)
さらに各コップに少量の水を入れてよくかき混ぜて下さい。
ネオカラーは色によって若干、塗料の水分が違います。
ハチミツ程度の硬さを目安に各色に水を適量混ぜて下さい。
 
自分がネオカラーで特に好む色はオペラレッドです。このオペラレッドと濃い青の組み合わせが自分の作風に合うと思うし、過去の作品でも繰り返し使っています。
 
一通りネオカラーの準備が終わったら、後の手順は水性ペンキでMoving Colorsをやるのと同じです。
わからない部分は質問して下さい。
 

<応用編その2 水性ペンキを使ってFluid Art>

応用編その2としては、水性ペンキを使ったセル模様のFluid Art(フルイドアート)を紹介したいと思います。
 

<参考画像 6>

参考画像 6
 
アクリル塗料でFluid Artを描く場合、一般的にリキテックスのポーリング・メディウムやゴールデンのGAC 800など、絵の具が混ざりにくくなる溶剤を混ぜて描きますが、水性ペンキの場合、それは必要ないです。
 
用意するもの
水性ペンキ 4〜5色
シリコンオイル 粘度は50とかで良いです。
紙コップ 予備含めて10個程
ベニヤパネル B5サイズ 2枚以上
プラスチックのレンゲやスプーン
ビニール手袋
ゴミ袋
 
シリコンオイルもホームセンターで多分買えるんじゃないかと思いますが、なければAmazonなどで探して下さい。
 
手順としては色ごとに別々の紙コップにまず水性ペンキを1/3〜1/4程度、分けて入れます。
各色にシリコンオイルを数滴ずつ入れて少しかき混ぜます。
さらに水を適量混ぜてハチミツ程度の硬さにします。
何も入っていない紙コップに各色を順番に入れて(8分目程度まで)、少しだけかき混ぜます。
紙コップをベニヤパネルの表側で蓋をするようにして、さらにペンキがこぼれない様にしつつひっくり返して床(もしくは机など)に置きます。
紙コップをそっと開けてペンキが流れ出すようにします。
紙コップをはずして、ベニヤパネルごと持ち上げてペンキをパネル上で流して模様をつくります。
後は乾燥させれば完成です。
YouTubeにたくさんあるハウツー動画も是非参考にして下さい。
 

<ちょっと一工夫>

紙コップに各色を入れた後、ベニヤパネルで蓋をしますが、その際に先にベニヤパネル全体に白とか黒とか何か1色塗っておくと、流す際にパネル全体に紙コップの中のペンキを行き渡らせなくてもいいので、綺麗に模様が出来たりします。
 
ここまでで今回の講座は一旦終了にしたいと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
 

<リンク>

世界堂オンラインショップ
https://webshop.sekaido.co.jp
ユザワヤ
https://www.yuzawaya.co.jp/online/
東急ハンズ
https://hands.net/shoppingcart/
Amazon アマゾン
https://www.amazon.co.jp/
日本ペイント ニッペホームオンライン
https://www.nippehome-online.jp/
 
 
水性ペンキ 水性ワイド 一覧
https://www.nippehome-online.jp/fs/nippe/GoodsSearchList.html?_e_k=A&keyword=水性フレッシュワイド
 
世界堂 名古屋PARCO店
https://www.sekaido.co.jp/store/88/
名古屋市中区栄3丁目29−1 名古屋パルコ東館 5F
 
東急ハンズ 名古屋店
https://nagoya.tokyu-hands.co.jp/sp/
名古屋市中村区名駅1丁目1−4 内 5F~11F ジェイアール名古屋 タカシマヤ
 
カインズ 名古屋堀田店
名古屋市瑞穂区新開町 24番55号
https://map.cainz.com/map/764
オンラインショップ
https://www.cainz.com/shop/
 
スーパービバホーム 名古屋南店
名古屋市南区豊田5丁目21−1
https://www.vivahome.co.jp/nagoyaminami_svh/
オンラインショップ
https://vivaonline.vivahome.co.jp/
 
DCMカーマ 21熱田店
名古屋市熱田区花表町2103番1
https://www.kahma.co.jp/shop/detail?shop=281
 
用紙サイズ早見表
https://joshinweb.jp/supply/paper_size.html
キャンバスサイズ一覧
http://www.e-gazai.com/shop/pages/Sizing-chart.aspx
 
塗料缶の開け方(マイナスドライバー編)
https://youtu.be/tjwID4yp8a0

 
Moving Colorsで特徴的な羽根模様の作品を制作している動画です。
https://youtu.be/v19RL052X70

 
ターナー色彩 ネオカラー
https://turner.co.jp/paint/neo/index.html
カラーチャート
https://turner.co.jp/paint/neo/color.html
ゴールデン GAC 800
https://www.turner.co.jp/brand/golden/gac-800/
 
カインズ
ニッペ 水性ワイド 透明クリヤー 0.7L
https://www.cainz.com/shop/g/g4976124033131/
 
ビバホーム
水性ワイドV 透明クリヤー 0.7L
https://tcss.vivahome.com/product/commodity/0000/02150102-000054/
 
世界堂 木製パネル ベニヤパネル
https://webshop.sekaido.co.jp/product?parent_category_sm=キャンバス・パネル類&child_category_sm=木製パネル
 
Pebeo MAT pub
https://www.pebeo.co.jp/products/fineart/0060-matpub.html
カラーチャート
https://www.pebeo.co.jp/archives/001/201803/マットピュブ.pdf
 
サクラクレパス ニューサクラカラー
https://www.craypas.co.jp/products/painting-school/020/0076/104200.html
 

<Fluid Artと自分の活動の来歴について>

この数年、海外でFluid ArtやPouring Artが大きく流行していますが、
自分はそれより10年以上先駆けて、
水性ペンキなどを流動させて模様をつくるMoving Colorsを展開して来ました。
その技法は海外のFluid Art作家の複数の技法を10年以上先取りしたもので、海外作家より、自分の方が先駆者です。
特に圧倒的に美しい羽根模様の絵画は、海外フォーラムに投稿した際にも人気を得ました。
海外作家は自分より10年以上遅れてFluid Artの中のDip技法という名でほぼ同じ羽根模様の技法を展開しています。
海外作家の真似をしてFluid Artを始めた日本のフルイドアート作家は、自分より20年近く後から始めた人たちです。
 
Atelier AoMurasaki 
https://aomurasaki.com/ 
AoMurasaki YouTube 
https://www.youtube.com/user/ARTEVEKTOR
 
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アオムラサキ
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ラピスラズリ
ウルトラマリンブルー
コバルトブルー
圧倒的な抽象絵画

 















Author: AoMurasaki

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